理事長挨拶

      ~機関誌『FiTTiNG93号』より~

平成23年10月1日

一般社団法人日本補聴器販売店協会
理 事 長 鈴木 庸介
すずき   つねゆき 



 暑さも峠を越え,秋風が肌に心地よい季節となりました。協会社員の皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。

さて,311日の東日本を襲った未曾有の大震災と大津波,そして,福島の原発事故から半年が過ぎました。震災で被害に遭われ,今もなお避難生活を余儀なくされている方々,慣れ親しんだ故郷から転居され不自由な生活を強いられている方々がまだ多くおられるのかと思うと心が痛みます。皆様からお預かりした義援金は,岩手,宮城,福島各県の社員店舗へお見舞い金としてお届けいたしました。皆様の被災地への温かいお心遣いに大変感謝申し上げます。

また,災害に遭われた聞こえの不自由な方への補聴器支援活動も,日本補聴器工業会の加盟会社から補聴器や補聴器修理の無償提供があり,当協会の社員店舗の迅速な無償対応で,補聴器がないと避難生活にも支障をきたす方々に速やかにお渡しでき,大変喜んでいただきました。復興対策も思うようにはかどらない今,私たち協会社員は一致団結し,これからも支援活動に力を注いでいく所存です。皆様のご協力とご支援をお願い申し上げます。

なお,9月には発生した大型台風では紀伊半島に大きな被害をもたらし,奈良,和歌山各県に甚大な被害を与えました。災害に遭われた方へ心よりお見舞い申し上げます。

私たちは,何時何処で起きるか判らない天災に対しても,聞こえの不自由な方々への支援や,現地でその支援にも苦労されている社員店舗各位との絆に加え,互助の体力も培っておく必要があることを痛感いたしました。

さて,当協会は年度ごとに事業計画を掲げ,各委員会はその遂行に向けて活動をしてきました。しかし,今年度の事業計画では「改革推進部会」の設置を掲げました。これは,従来からの5委員会に加え,「新たな販売店協会の進むべき道」の推進を意図したものです。当協会を取り巻く環境に対応できる体制を作り,将来を見据えて時流に乗り遅れないようにすることが,新たな絆と体力を生み出してくれると思ったからです。以下に主な活動推進状況をご報告いたします。

  改革推進部会  補聴器販売を直接管理する登録店舗の社員だけでなく,オーナーを含めての総員が心を一つにしてお客様の信頼を勝ち取る方策の検討を開始。具体的には,法令遵守(コンプライアンス),倫理綱領(エシックコード),そして適切な商習慣を根付かせるための補聴器販売の規範(プロモーションコード)の他,関連団体との適正な棲み分けが求められており,これを実施する体制を作ることにあります。

  総務委員会 改革推進部会(後述)と共同で定款改正案作成と,「新たな販売店協会の在り方」を協議中。

  育成委員会 補聴器適正供給のための講習会資料「補聴器販売店の在り方」の制作完了。各地方部会で活用していただきたい。

  広報委員会 10月の国際福祉機器展,出店準備中。本年中止した66日のイベントは,同様の内容で来年実施を予定し,計画進行中。

販売倫理委員会 自主基準の管理のため「販売倫理審査部会」を発足。

  事業委員会 デジタル補聴器延長保証制度の加盟店の拡大に向け,各県部会長を通して社員店舗に取扱を促す策を指示。この制度は,お客様へのメリットを求めて導入した制度です。サービス面で協会非加盟店舗との差別化が図れますし,取り扱い店舗へもメリットをもたらことをご確認ください。ご不明な点や,ご質問には事務局又は各支部理事まで。

最後に,私たちは,かねてから全会員店舗に認定補聴器技能者が在籍することを目指してきました。これに関連して、このたび日本医療機器産業連合会(医機連)を通して厚生労働省へ補聴器販売店の管理者に一定レベルの補聴器についての資質を求めることとする要望書が提出されました。
 社員店舗各位におかれては,一層資質の高い補聴器販売に努めていただけるようお願い申し上げます。

以上

 

理事長の挨拶会則・ガイドライン等協会組織図協会の沿革関連団体との連携役員
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